NHK教育テレビの「シャキーン」という番組が好きです。

娘を学校に送り出すまでの間、娘の目をシャキーンと覚ますためにも、小学校の時から一緒に見続けています。

子供の感性をくすぐる(大人もくすぐられる)コーナーやゲーム、クイズ、大切な言葉を歌にして、より身近に感じさせてくれたりと、朝から気づかされることがたくさんある番組です。

シャキーンのコーナーの中で、とても印象に残っているのが「答えはない」です。

ギターを持ったマリオネット人形(ハジメくんというらしい)が、「答えはない、答えはない、見方が変わればいろいろっ、いろいろっ」と歌います。

同じものを見ても、一人一人感じ方、受け止め方、見え方が違うし、違うということが、さらにお互いの豊かさを深めてくれることにつながるんだということを、投げかけてくれます。

 

この世の中は、それぞれの”個”の見方で創造されています。

今までの経験で培ったものから、「これは〇〇である」と認識を持ち、この世界を見ていると言われています。

私たちは”知識”をたくさんの経験を経て身に付け、それをもとにしてこの世を創り出しているのです。

これはリンゴです。

とわかる(認識できる)のは、今までの経験の中で、これがリンゴであるという知識を身につけてきたから、です。

くもりのないたしかな目で見ていられる時はいいのですが、ひとたび歪みや、くもりが生じてしまうと、メガネがくもると見辛いように、この世界も歪み、誤った認識をしてしまうと言われています。リンゴはリンゴのまま。目の前に現れているものは、何にも変わっていないのに。

皆さんもご経験ないですか？

自分の意識が変わることで、同じものを見ているにもかかわらず、感覚や感情に変化があることを。

食わず嫌いとか、わかりやすかな。

 

この誤った認識が、悩みや苦しみを生み出しているのだよ、とヨーガでは教えてくれています。

 

誤った認識というのはいったいなんなのでしょうか。

ハジメくんが歌ってくれているように、認識に答えはないのかもしれません。

あぁ、あの人はこんなふうに感じるのだな。私は、いまはこんなふうに感じているな。どちらも間違いだとか、正しいとかはなく、いろいろな感じ方があるのだな。

それぞれの感じ方があっていい。人と違っていいし、その違いを受け入れることも、また、認識の幅を広げるきっかけになるのかもしれない。

まさに、見方が変わればいろいろ。

 

この考え方しかない。こうに違いない。この感じ方しかあり得ない。

といった"こだわり"、"頑なさ”が、メガネをくもらせ、認識を歪めてしまうのかもしれません。

 

メガネのくもりに気づいて、拭ってあげることで見える世界もクリアになるのではないかと思います。

 

《2020年のヨーガセラピーグループクラス》

ヨーガ・セラピーは、身体機能の回復を図るだけでなく、総合的な健康を実現するために心の落ち着き、睡眠、精神的な健康を向上させる方法としても効果のある伝統的なヨーガをベースに考えられた健康法です。
体と心の健やかさ、ご自身で築いていきましょう。

 

【開催日時・場所】

2月9日(土)9:00〜10:00 中崎町教室

2月23日(日)9:00〜10:00 本町教室

3月15日(日)9:00〜10:00 本町教室

【担当】

ほうじょうなお

【料金】

ヨガミトラの利用料金に準ずる

※体験レッスンとしてもご参加いただけます。

【ご予約】

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